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特別展 「仏像の姿」〜微笑む・飾る・踊る〜

日本には、古来多くの優れた仏像が伝えられています。本展覧会は、これら仏像の作者である仏師の豊かな独創性と高度な技術に光を当て、特に仏像の「顔」「装飾」「動き」を切り口に、多様な表現による魅力的な仏像を一堂に展示して、日本人の心と創造力を様々な角度からご覧いただきます。そして、それが未来にどのように継承されるかを考えます。

展覧会の主旨

日本には、古来多くの魅力的な仏像が伝えられています。本展覧会は、これらの仏像の作者である「仏師」の豊かな感性と独創性、そして高度な技術に光を当て、特に仏像の「顔」「装飾」「動きとポーズ」を切り口に、日本人の心と創造力を様々な角度からご覧いただくことに挑戦します。

例えば、「顔」では慈悲、微笑み、威厳、怒りなど色々な表情を、「装飾」では仏身の輝き、彩色、装身具による華麗な荘厳(しょうごん)などを、「動きとポーズ」では体幹の支点や捻(ひね)り、手足の上下による微妙な動きから、踏みしめたり、蹴り上げたり、舞踊に近い大ぶりな動作までを、普段あまり気づかないところをご紹介いたします。

写真では分からない、まさに「仏師がアーティストになる瞬間」を、本展覧会でぜひご体感ください。

展覧会内容

1 「仏像の姿(かたち)」 〜微笑(ほほえ)む・飾る・踊る〜
① 仏像の顔

顔は、人を識別する表札のようなものであるとともに、その人の人格を表すものといわれます。それと同じように仏像の顔も、その像の仏としての本質と個性を表すものといえます。

例えば、如来や菩薩に代表される優しい顔は、慈しみをあらわす慈悲の心の象徴ですし、明王や天部のこわい顔は、人間の心に生じた悪をこらしめ、正しい道へと導く厳しさを表しています。しかし、優しい顔の中にも、可愛らしさや微笑みの表情があり、こわい顔にも怒りや威厳、威嚇(いかく)などがあり一様ではありません。

魅力的な個性あふれる仏像の顔は、目鼻口の位置や頬の張り、瞼(まぶた)の微妙なふくらみ、眉間や口元のしわなど、仏師の繊細な感性と巧みな技術によって生み出されているのです。

作品画像
重文「薬師如来立像」
奈良時代 滋賀・聖衆来迎寺

作品画像
「十一面観音立像」
鎌倉時代 大阪・四天王寺

作品画像
「広目天立像」
平安時代 滋賀・長命寺

② 仏像の装飾

美しく飾るという意味の荘厳(しょうごん)は、仏像そのものや仏像が安置される空間を美しく飾ることで、ほとけの福徳を表すと考えられ、日本でも古来より仏像に様々な装飾が施されてきました。

仏像の装飾といっても、その在り方は多様です。例えば、宝冠・胸飾などの装飾品は、美しい金工品でつくられていたり、仏像本体と共に緻密に彫り出されていたりします。仏像の着衣には、鮮やかな彩色や精緻な截金(きりかね)が施されている例も数多く見られます。さらに、仏像が背にする光背や坐っている台座は、まさに荘厳の一つです。

一方、仏像の着衣に見られる美しい襞の衣文(えもん)表現や、天部像の着る甲冑の「獅噛(しがみ)」などの表象も装飾として捉えることができるでしょう。これらの装飾からは、制作時代の違いだけでなく、仏師の個性やセンスをうかがうことができるのです。

作品画像
重文「毘沙門天立像」
平安時代 東京国立博物館
Image: TNM Image Archives

作品画像
「阿弥陀如来立像」
鎌倉時代 東京国立博物館
Image: TNM Image Archives

作品画像
重文「観音菩薩立像」
平安時代 大阪・本山寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村欣司)

作品画像
「弥勒菩薩立像」
鎌倉時代 個人蔵

作品画像
重文「釈迦如来立像」
鎌倉時代 滋賀・荘厳寺

作品画像
重文「十一面観音立像」
平安時代 大阪・長圓寺

作品画像
重文「毘沙門天立像」
平安時代 京都・誓願寺

作品画像
「天部立像」
平安時代 個人蔵

③ 仏像の動きとポーズ

日本の仏像は、坐像にしても立像にしても動きが少ないイメージが強いのではないでしょうか。確かに、一見しただけではその通りかも知れませんが、位置を変えてじっくりよく見ると、実は微妙な体の捻りや手足の上げ下ろしによって、極自然な体の動きが生まれているのに気が付きます。そこから優雅な舞踊の姿や力強く踏みしめたり、蹴り上げたりする形の表現も創られているのです。

この展覧会は、そのあり様を制作者である仏師の側に立って見てみようとする試みです。それぞれの人が、写真では分からなかった仏像の動きやポーズに、新たな発見をするはずです。

作品画像
重文「阿弥陀三尊像のうち両脇侍像」
平安時代 大阪・四天王寺

作品画像
重文「菩薩坐像」
平安時代 岐阜・臨川寺
画像提供:岐阜県博物館

作品画像
「不動明王立像」
鎌倉時代 個人蔵

作品画像
「五大明王像」
平安時代 奈良国立博物館
画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村欣司)

作品画像
県文「不動明王立像」
鎌倉時代 埼玉・地蔵院

作品画像
「十二神将立像のうち 寅神・卯神」(左:卯神 右:寅神)
鎌倉時代 奈良国立博物館
※展覧会では子〜巳神の6軀展示
画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木香輔)

作品画像
「伽藍神立像」
鎌倉時代  奈良国立博物館
画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木香輔)

2 東京藝術大学文化財保存学(彫刻)とのコラボ企画

本展覧会では、東京藝術大学保存修復彫刻研究室(籔内佐斗司教授)とのコラボによって、日本古来より培われてきた仏師の技術や創意工夫が、未来にどのように継承されていくかを考えます。

仏像の模刻作品や修復作品など、これまでの研究成果を通して、制作者側(仏師)に立った経験や意見をご紹介いたします。

<模刻作品>

作品画像
「唐招提寺 伝薬師如来立像模刻」
宮木菜月作 2017年

作品画像
「東大寺 中性院 弥勒菩薩立像構造模型」
小島久典作 2014年

<修復作品>

作品画像
「不動明王半跏像」
鎌倉時代 個人蔵

作品画像
授業風景

作品画像
作業風景

主催

三井記念美術館、朝日新聞社

後援

國華社、東京藝術大学

特別協力

東京藝術大学文化財保存学(彫刻)

次回の展覧会のご利用案内

ご利用案内

※次回特別展「仏像の姿(かたち)」の前売券を一般1,100円、大・高校生600円にて販売しております。
特別展「金剛宗家の能面と能装束」会期中(〜2018/9/2)の開館日、10:00〜16:30までの間、美術館受付チケットカウンターにて販売しております。
(会期中毎週金曜日はナイトミュージアムのため18:30まで販売いたします。)
なお、払い戻しはできませんのでご了承ください。

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