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三井記念美術館コレクション名品展 自然が彩る かたちとこころ −絵画・茶道具・調度品・能装束など−

日本・東洋美術に表されたさまざまな「自然のすがた」をテーマに、三井記念美術館コレクションの名品を紹介いたします。そこには自然への色々なアプローチの仕方が見えます。例えば、四季それぞれの風景・草花・樹木などを描いた絵画、卓越した技法で自然の一瞬を捉えた工芸品、銘と造形を自然にたとえて愛でた茶道具など、その豊かな感性と表現力を味わっていただきます。

※新型コロナウイルス感染拡大状況ならびに緊急事態宣言の状況等で、本展の開催時期・開館時間等について変更・中止の可能性があります。

展覧会の趣旨

東洋・日本美術に表されたさまざまな「自然のすがた」をテーマに、三井記念美術館コレクションの中から選りすぐりの名品をご紹介します。

「自然」といえば、山・川・海がつくる地形、雨・雪・雷・雲・風などの気象、樹木・草花・動物・虫などの動植物といったように、多くの事物や現象がイメージされます。本展では、これらの「自然」がどのように美術に表現されているのか、色々な角度からアプローチします。

例えば、絵画や調度品では、四季や物語にみる美しい情景の一瞬を捉えたり、自然に溢れた理想の世界を想像したり、自然物をリアルに表現したりする試みが行われました。さらに、茶道具などには、自然のモチーフをデザイン化したり、造形や色を自然にたとえたりするなど、趣向を凝らした表現方法を見ることができます。こうした多彩な「自然のすがた」から、作品の背景にある人々の豊かな感性や創意工夫を感じ取ることができるのです。

雪の煌めき、水の流れ、風の音、雲の動き、草花や樹木の表情……「自然」というフィルターを通して作品を鑑賞してみると、作品がひと味違う姿で目の前に現われるはずです。「自然」が彩る「かたち」と「こころ」をどうぞお楽しみください。

なお、三井記念美術館は本展終了後、リニューアル工事のため 2022年4月下旬(予定)まで休館いたします。当館のコレクションと対面する休館前最後の機会となりますので、ぜひともご来館ください。

展示構成と主な出品作品

■ 理想化された自然を表す

画中の理想郷へ心を飛ばすことで現世の煩わしさを慰めたり、あるいは鶴たちが舞う楽園や、深山幽谷の仙境に心の平穏を見出したりと、我々はしばしば実在しない世界の「自然」に思いを馳せてきました。そうした想像上の自然が表された作品を通じて、人々が絵画や調度品の中に求めた「理想的な自然の姿」をみていきます。

重要文化財 日月松鶴図屏風
室町時代・16世紀

金地の背景や、大きく描かれた松と鶴によって吉祥性が強調されるとともに、画中には右から左へと順に、春から秋の草花が小さく表されている。これは一双の屏風に四季の推移を表現したもので、画中の景が昼夜や季節を超越した空間であることが分かる。

作品画像

作品画像
四季山水図 狩野栄信筆
江戸時代・19世紀

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月宮殿蒔絵水晶台 象彦(西村彦兵衛)製
明治〜昭和時代初期・19〜20世紀

作品画像
海中の岩山に建つ月宮殿(須弥山の中腹を回っているとされる月にある月天子の宮殿)の華麗な情景を、高蒔絵を主体とし、孔雀石などの鉱石を象嵌して表現している。北三井家所蔵の水晶玉を飾るために創案された台で、天板に置いた水晶を月に見立てる洒落た趣向にも注目。

作品画像
堆黒雲龍文合子
南宋時代・13世紀

■ 自然物を造形化する

古今東西を問わず、造形芸術の歴史においては迫真性、すなわち「実物のようにつくる」ことがしばしば追及されました。このテーマでは、いわゆる「超絶技巧」と評される、近代の精巧な牙彫・金属工芸を中心として、実物そっくりに表現された自然のすがたを鑑賞します。また円山応挙の作品から、現代のスケッチに相当する写生図などをご覧いただきます。

作品画像
染象牙果菜置物 安藤緑山作
明治〜昭和時代初期・20世紀
本物とみまがうばかりの野菜や果物。大正〜昭和初期に活躍した牙彫家、安藤緑山(あんどうりょくざん)の手により生み出された牙彫の数々は、巧みな彫技と忠実に再現された彩色によって、驚くべき質感に仕上げられている。

作品画像
昆虫自在置物 高瀬好山製
明治〜昭和時代初期・19〜20世紀

作品画像

昆虫・魚写生図 円山応挙筆
江戸時代・明和6〜8年(1769〜71)
正確な対象把握に努めた応挙の作画姿勢を読み取ることができる写生図。カマキリの中には、肢の位置を描き直した形跡がある。

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■ 素材を活かして自然を表す

画家が対象を描く際、画材の色や筆の種類にこだわることはもちろんですが、求める表現にあわせて紙や絹などの下地にも趣向を凝らしています。このテーマでは、自然の移ろいを表すために施された工夫について、下地の素材への関心という視点から探ることを試みます。

国宝 雪松図屏風 円山応挙筆
江戸時代・18世紀

円山応挙の代表作としてつとに知られる雪松図。その雪の白さは、塗り残した地の紙の色で表現される。本作の修理時の調査により、絵の描かれた紙の裏には、白色度の高い和紙が張られ、地色の白さを損なわない工夫がなされていることが判明した。「紙の白さを活かして雪を表す」という応挙の趣向が、過去の表具師にも受け継がれていたことが窺える。

作品画像

作品画像
秋草に兎図襖 酒井抱一筆
江戸時代・19世紀

酒井抱一の鋭い感性を見出すことができる異色作。見どころは木目の斜線で表された強風の表現で、数センチ幅の板を斜めに貼り合わせることで表されている。
筆線を使わずして風そのものを描き、板という素材の特徴を風に見立てるという洒落た趣向である。

■ 自然をデフォルメして表す

自然の事物や現象を表す際に、一部分を大胆に強調し、デザイン化・文様化することがあります。これらのデフォルメされた表現は、装飾性を高めるだけでなく、一つの空間に立体感や奥行きをもたらす重要な役目を担っています。様々な手法を駆使し表現された、ひと味違う「自然のすがた」をお楽しみください。

作品画像

銹絵染付笹図蓋物 尾形乾山作
江戸時代・18世紀

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青海波塗皿 柴田是真作
江戸〜明治時代・19世紀
柴田是真が得意とした青海波(せいがいは)塗の皿。櫛篦を駆使し、幾重にも重なる激しい波の動きを見事に捉えている。各皿ごとに異なる波の表情も見どころの一つである。

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堆朱梅香合
明時代・15〜16世紀

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重要文化財 東福門院入内図屏風
江戸時代・17世紀

徳川秀忠の娘・和子(まさこ)(東福門院はその院号)が、後水尾天皇の女御として入内する際の行列を描く。
画中には金雲・すやり霞といった、気象を図案化した装飾手法が用いられ、より一層めでたさが強調される。

紅白萌黄段扇面秋草観世水模様唐織
明治〜大正時代・20世紀

渦を巻くような水の流れを文様化した観世水(かんぜみず)が表されている。観世水の名称は、能楽の観世家に由来しているという。動きのある水の流れ、扇面、色とりどりの秋草がアクセントとなった華やかな一領。

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■ 銘を通して自然を愛でる

茶道具のなかには「銘」を持つものがあります。銘には、景色や形状から連想されるもの、和歌や漢詩、作者・所有者にまつわる事柄など、多くの由来があります。本展では、自然に関連する銘が付けられた茶碗などを紹介し、景色に見える「自然のすがた」、そして銘に込められた人々の豊かな感性をお楽しみいただきます。

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重要文化財 黒楽茶碗 銘雨雲 本阿弥光悦作
江戸時代・17世紀
本阿弥光悦による黒楽茶碗である。筋状になった黒い釉薬と暗褐色の素地がつくる景色がまるで黒い雲間から降りしきる雨筋の様に見える。鋭い口造りなどの造形を含めて、光悦の芸術的感性が発揮されている。

作品画像
国宝 志野茶碗 銘卯花墻
桃山時代・16〜17世紀
国宝の和物茶碗2点のうちの1点。歪みを加えた造形、白く濃淡のある釉薬、その釉下に描かれた垣根のような格子状の文様が見どころ。「卯花墻(うのはながき)」の銘は、この景色を垣根に咲く白い卯の花に見立てたものである。

主催

三井記念美術館、朝日新聞社

次回展覧会のご利用案内 Museum guide

ご利用案内

※新型コロナウイルス感染拡大状況ならびに緊急事態宣言の状況等で、本展の開催時期・開館時間等について変更・中止の可能性があります。
※本展は予約なしでご入館いただけます。

ご来館のみなさまへ ご入館に際してのお願い

  • 以下のお客様につきましては、ご入館をご遠慮いただいております。
    • 発熱や風邪、味覚・嗅覚に違和感のあるお客様
    • ご体調がすぐれないお客様
    • ご家庭や職場・学校など身近に新型コロナウイルス感染症の感染者もしくは感染の可能性がある方がいらっしゃるお客様
  • ご入館に際し、以下のお願いをしております。
    • マスクの着用(未着用の方は入館をご遠慮いただいております。)
    • 検温(37.5度以上の方は入館をご遠慮いただいております。)
    • 手指の消毒
    • ご連絡先(携帯電話番号等)のお届け(任意)
      お届けいただきましたご連絡先は、当館で新型コロナウイルス感染症の疑いが生じた場合の連絡のみに使用いたします。
    • 展示室内の混雑を避けるため、やむを得ず入場制限を行う場合がありますので、ご了承ください。
  • 館内では、以下のお願いをしております。
    • 作品を鑑賞される際は、ほかのお客様と距離を空けてご鑑賞ください。お連れ様同士も夫々分かれてご鑑賞ください。
    • ご鑑賞中の会話はお控えください。
    • 感染防止のため、展示ケースや手すり等に触れないようお願いいたします。
    • 感染防止のため各展示室内のベンチを撤去させていただいております。
    • 受付でのお荷物お預かりは中止いたします。できるだけ身軽でご来館ください。ロッカーはご利用いただけます。
    • トイレ内のジェットタオルの使用を中止しておりますので、ハンカチ等を必ずご持参ください。
    • ブランケットの貸出を中止いたします。館内が冷える可能性がありますので、必ず羽織物をご持参ください。
    • 館内スタッフがマスク、フェイスシールド等を着用しております。
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