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予告
2025/7/1(火)〜2025/9/7(日)
10:00〜17:00
美術の遊びとこころⅨ 花と鳥
日本・東洋の古美術に親しむことを目的として企画している、恒例の美術の遊びとこころシリーズ。第9弾のテーマは「花」と「鳥」です。今回は絵画・茶道具・工芸品に登場する花と鳥をじっくりと観察していただきます。四季折々に咲き誇る美しい花、さまざまな姿で魅せる鳥など、美術の中の花と鳥が織りなす多彩な表現や奥深い美の世界をお楽しみください。
主な出品作品
花
四季を通して咲く花々は、多種多様な姿で美術工芸品の中に登場しています。本展覧会では、質感が巧みに表現された絵画、技法を駆使してデザイン的・立体的に花を配した工芸品、花にちなんだ銘をもつ茶道具などを展示します。
国宝
志野茶碗 銘卯花墻
桃山時代図1
「卯花墻 」の銘は、白い釉と格子状の文様を垣根に咲く白い卯の花に見立てたもの。箱蓋裏には卯の花を詠んだ和歌が書かれています。
水辺白菊図 土佐光起 筆
江戸時代図2
水辺に咲く白菊が生き生きと描かれています。輪郭線を用いない描法、色の濃淡で表された質感表現、水面に写る菊の描写も見どころ。
菊蒔絵平棗
江戸時代図3
菊の花々が蓋全体を覆い、咲き乱れる様子が大胆かつ華やかに表現されています。
堆朱梅香合
明時代図4
咲き誇る梅の花々を立体的かつ奥行き豊かに表現した香合。花びらの形や枝振り、蕾の形も変化に富んでいます。
紺繻子地雪輪松竹菊蒲公英模様縫箔
江戸時代図5
金箔の竹の地に、菊の花を色鮮やかに刺繍で表し、雪を文様化した雪輪 の中には、蒲公英 ・燕子花 などの可憐な花が配されています。
国宝
志野茶碗 銘卯花墻
桃山時代図1
「卯花墻 」の銘は、白い釉と格子状の文様を垣根に咲く白い卯の花に見立てたもの。箱蓋裏には卯の花を詠んだ和歌が書かれています。
水辺白菊図 土佐光起 筆
江戸時代図2
水辺に咲く白菊が生き生きと描かれています。輪郭線を用いない描法、色の濃淡で表された質感表現、水面に写る菊の描写も見どころ。
菊蒔絵平棗
江戸時代図3
菊の花々が蓋全体を覆い、咲き乱れる様子が大胆かつ華やかに表現されています。
堆朱梅香合
明時代図4
咲き誇る梅の花々を立体的かつ奥行き豊かに表現した香合。花びらの形や枝振り、蕾の形も変化に富んでいます。
紺繻子地雪輪松竹菊蒲公英模様縫箔
江戸時代図5
金箔の竹の地に、菊の花を色鮮やかに刺繍で表し、雪を文様化した雪輪 の中には、蒲公英 ・燕子花 などの可憐な花が配されています。
鳥
鳥も美術を彩る重要なモチーフの一つです。今回は長寿を象徴する鶴、身近な存在の雀や鶏、想像上の瑞鳥である鳳凰など、様々な鳥達を絵画・工芸品を通してご覧いただきます。
鳥類真写図巻 渡辺始興 筆
江戸時代図6
全長約17.5メートルにおよぶ絵巻に、63種類の鳥が描かれています。鳥の寸法や色の記載もあり、渡辺始興の鳥に対する鋭い観察眼がうかがえます。
海辺群鶴図屏風 三井高福 筆
明治18年(1885)図7
北三井家八代高福が最晩年に描いた大作。円山応挙の「海波群鶴 図屏風」を写したもので、海辺に立つ鶴が生き生きと描かれています。
鶉図 土佐光起 筆
江戸時代図8
円形の画面に鶉 が一羽描かれています。鶉は安らかさを象徴する吉祥的なモチーフとして好まれ、絵画などに取り入れられました。
金襴手 鳳凰文宝珠香合 永樂保全 作
江戸時代図9
宝珠形の香合で、蓋の中央には想像上の瑞鳥である鳳凰 が表されています。
重要文化財
玳皮盞 鸞天目
南宋時代図10
「鸞 天目」の呼称は、見込に表された尾の長い二羽の鳥を鸞 にたとえたもの。 鸞は鳳凰と同様に瑞鳥とされる鳥です。
鳥類真写図巻 渡辺始興 筆
江戸時代図6
全長約17.5メートルにおよぶ絵巻に、63種類の鳥が描かれています。鳥の寸法や色の記載もあり、渡辺始興の鳥に対する鋭い観察眼がうかがえます。
海辺群鶴図屏風 三井高福 筆
明治18年(1885)図7
北三井家八代高福が最晩年に描いた大作。円山応挙の「海波群鶴 図屏風」を写したもので、海辺に立つ鶴が生き生きと描かれています。
鶉図 土佐光起 筆
江戸時代図8
円形の画面に鶉 が一羽描かれています。鶉は安らかさを象徴する吉祥的なモチーフとして好まれ、絵画などに取り入れられました。
金襴手 鳳凰文宝珠香合 永樂保全 作
江戸時代図9
宝珠形の香合で、蓋の中央には想像上の瑞鳥である鳳凰 が表されています。
重要文化財
玳皮盞 鸞天目
南宋時代図10
「鸞 天目」の呼称は、見込に表された尾の長い二羽の鳥を鸞 にたとえたもの。 鸞は鳳凰と同様に瑞鳥とされる鳥です。
花と鳥
花と鳥は、季節感や吉祥を示すモチーフとして、さまざまな組み合わせで美術工芸品の中に取り入れられています。本展覧会では「花鳥」を表した華やかな絵画や工芸品をご紹介します。
重要文化財日月松鶴図屏風
室町時代図11
大きく描かれた鶴と松、四季折々に咲く草花を同画面に描くことにより、高い吉祥性と時空を超越した空間が表現されています。
花鳥動物図 沈南蘋 筆
清時代・乾隆15年(1750)図12
中国浙江省の職業画家、沈南蘋による全11幅のうち、藤・罌粟 、鶏・鸚鵡 などの花鳥が描かれた6幅を展示します。
桜雉子蒔絵文台 ・硯箱
江戸時代図13
子孫繁栄を象徴する雉子 と桜・梅などの春草が表された美しい文台と硯箱です。
- 会期
- 2025年7月1日(火)~9月7日(日)
- 開館時間
- 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 月曜日(但し7月21日、8月11日は開館)
- 主催
- 三井記念美術館
- 入館料
- 一般 1,200(1,000)円
大学・高校生 700(600)円
中学生以下 無料- ※70歳以上の方は1,000円(要証明)。
- ※20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります。
- ※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券のご提示で、2回目以降は( )内割引料金となります。
- ※障害者手帳をご呈示いただいた方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)。
- 音声ガイド
- 音声ガイドでわかりやすく解説いたします。(日本語のみ、貸出料650円)
- 入館
- 予約なしでご入館いただけます。
展示室内の混雑を避けるため入場制限を行う場合があります。
- お問い合わせ先
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)