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展覧会スケジュールSchedule

2024年度展覧会スケジュール

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(から)ごのみ
―国宝 雪松図と中国の書画―

2024年11月23日(土)~ 2025年1月19日(日)

年末恒例となった、国宝「雪松図屏風」の公開にあわせ、今回は雪松図と同様に三井家で珍重された、中国絵画や墨蹟・古拓本を展示いたします。祝いの席や特別な茶会を彩った、趣深い書画の数々をお楽しみいただきます。また、江戸時代の画家による鑑定書や、作品を納める箱なども併せて展示します。作品を愛でた所蔵者たちの思いや、収集に至るまでのストーリーにもご注目ください。

Japan’s Fascination with Chinese Painting and Calligraphy, and the National Treasure Pine Trees in the Snow

November 23 (Sat), 2024 - January 19 (Sun), 2025

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両面宿儺坐像 千光寺 画像提供:東京国立博物館
Image:TNM Image Archives
特別展
魂を込めた 円空仏
―飛騨・千光寺を中心にして―

2025年2月1日(土)~ 3月30日(日)

円空は、江戸時代前期に日本各地を修行し、木肌とノミ痕を活かした現代彫刻にも通ずる独特の神仏像を残しています。そして晩年を飛騨(岐阜県)で過ごし、千光寺をはじめ近隣地区で多くの像を制作しました。「飛騨の匠」と称される歴史を背景に、木材の産地として有名な飛騨は、自然に恵まれ、円空が修行と仏像の制作に励むに相応しい場所でした。魂を込めた円空仏を多数展示します。

Special Exhibition
Enkū’s Buddhist Sculptures at Senkōji and in the Hida Region

February 1 (Sat) – March 30 (Sun), 2025

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2025年度展覧会スケジュール

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国宝 短刀 無銘貞宗 名物徳善院貞宗
鎌倉~南北朝時代・14世紀 三井記念美術館
国宝の名刀と甲冑・武者絵
特集展示 三井家の五月人形

2025年4月12日(土)~ 6月15日(日)

国宝の短刀「名物 日向正宗」と「名物 徳善院貞宗」をはじめ、重要文化財7点を含む刀剣、および蒔絵の拵などを一気に展示いたします。あわせて三井家の遠祖三井高安所用の甲冑、春日大社に伝来した紫糸縅歌絵金具大鎧を近代に三浦助市が模造した甲冑、そして掛軸の武者絵を展示いたします。また、特集展示として三井家伝来の五月人形も展示いたします。

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鶉図 土佐光起筆
江戸時代・17世紀 三井記念美術館
美術の遊びとこころⅨ 花と鳥

2025年7月1日(火)~ 9月7日(日)

日本・東洋の古美術に親しむことを目的として企画している、恒例の美術の遊びとこころシリーズ。第9弾のテーマは「花」と「鳥」です。今回は絵画・茶道具・工芸品に登場する花と鳥をじっくりと観察していただきます。四季折々に咲き誇る美しい花、さまざまな姿で魅せる鳥など、美術の中の花と鳥が織りなす多彩な表現や奥深い美の世界をお楽しみください。

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重要文化財 遊虎図(部分) 円山応挙筆
天明7(1787)年(東面)  香川・金刀比羅宮
開館20周年特別展
円山応挙―革新者から巨匠へ

2025年9月26日(金)~ 11月24日(月・振休)

近年、同時代を生きた伊藤若冲、曽我蕭白ら“奇想の画家”たちの人気に押され気味の円山応挙。しかしじつは、応挙こそが、18世紀京都画壇の革新者でした。写生に基づく応挙の絵は、当時の鑑賞者にとって、それまで見たこともないヴァーチャル・リアリティーのように、眼前に迫ってきたのです。その画風は瞬く間に京都画壇を席巻、多くの弟子が応挙を慕い、巨匠として円山四条派を形成しました。本展では、応挙が「革新者」から「巨匠」になっていくさまを、重要な作品を通してご覧いただきます。

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国宝 熊野御幸記(巻頭) 藤原定家筆
鎌倉時代・建仁元年(1201) 三井記念美術館
国宝 熊野御幸記と藤原定家の書

2025年12月6日(土)~ 2026年2月1日(日)

鎌倉時代・建仁元年(1201年)に藤原定家が後鳥羽上皇の熊野参詣に随行した際の自筆の記録「熊野御幸記」を全巻展示いたします。あわせて「大嘗会巻」や「小倉色紙」・「歌切」など館蔵の藤原定家の書を展示いたします。また、近世に小堀遠州などが定家の書を好み、茶道具の銘を和歌から取り、小色紙や箱書を定家様で書いていますが、それらの茶道具も展示いたします。

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伊賀耳付花入 銘業平
桃山時代・16〜17世紀 三井記念美術館
開館20周年特別展
生誕1200年 歌仙 在原業平と伊勢物語

2026年2月21日(土)~ 4月5日(日)

平安時代前期に活躍した在原業平(825~880)は、天皇の孫で和歌に優れた貴公子です。その「歌仙」として、また「恋多き歌人」としての人物像は、彼の和歌にくわえ、『伊勢物語』の主人公に仮託されることで拡散していきました。2025年は、業平の生誕1200年にあたります。 これにちなみ、現在でも人気が高い業平と『伊勢物語』を題材に生み出された絵画・工芸等の作品を集め、そのイメージの広がりの豊かさと、造形の魅力を探ります。

※展覧会タイトル、開催期間、出品作品の一部等につきましては変更となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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